オルニチンの働き

オルニチンは、私達の体にもともと備わっているアミノ酸です。全身各部位にある物質ですが、肝臓には全体の9割以上ものオルニチンが存在しているのです。いかに肝臓がオルニチンを必要としているかが、想像できますね。

 

ここでは、肝臓内でのオルニチンの働きについてみていきましょう。

 

たんぱく質にならないアミノ酸

 

オルニチンが一般的なアミノ酸と違うのは、タンパク質中にあるのではなくオルニチンとして存在していることです。だから遊離アミノ酸と呼ばれ、血液にとけて全身に運ばれています。必要があればそこで働く、それがオルニチンなのです。

 

アミノ酸にはいろいろな種類がありますが、たんぱく質にならないオルニチンはその働きをシンプルにスムーズに機能させられます。

 

肝臓は非常に重要な働きをしているので、オルニチンが不足すると肝機能が危機に陥るといっても過言ではないかもしれません。

 

肝臓内での働き

 

オルニチンは、肝臓内でどのように働くのでしょうか。摂取されたオルニチンは、腸で吸収されてから肝臓に運ばれます。そこでオルニチンサイクルと呼ばれるアンモニアの代謝をし、解毒を促します。

 

アンモニアは有害物質ですが、尿素に分解することで無害となり、有害物質を排出させることが体に毒素がたまらないようにしているのです。

 

アンモニアは、エネルギーの産生や脳の活動のためのグルコース生成を妨げます。ですから、アンモニアをスムーズに排出させることで、エネルギー燃焼や脳の働きをよくできるのです。アンモニアといえば尿、と思っていた方は、こんなに有害な物質だと知ったら驚くのではないでしょうか。

 

オルニチンの摂取量と副作用

 

オルニチンは、食品にも含まれています。中でも多く含まれているのが、しじみです。すでにしじみにオルニチンが多く含有されていることは有名で、しじみを使った食品がたくさん出ていますよね。

 

サプリメントでもオルニチンはたくさんのメーカーから出ていますが、実際オルニチンはどのくらいとればいいものなのか知っている人は少ないかもしれません。

 

一日の摂取目安量

 

オルニチンは、一日に400mgから1,000mgを目安に摂取するといいといわれています。実は、しじみでこの量をとろうとすると、毎日2,000個ものしじみを食べなければなりません。

 

いくらしじみが好きでも、2,000個ものしじみを毎日調達するのも、いちいち殻から実を取り出して食べるのも無理がありますよね。想像しただけで途方に暮れている方も、安心してください。

 

効率よくオルニチンを摂取できるサプリメントがいろいろ出ていますから、自分の体と相性の良いものを選んで飲めば大丈夫です。

 

冷凍しじみ

 

実は、しじみに含まれるオルニチンは、冷凍すると成分が8倍も増えるとされています。これはなぜかというと、冷凍されることによってしじみが生命の危険を感じて栄養分を分泌させるというのです。

 

サプリメントだけでオルニチンをとるのに抵抗がある方は、生のしじみを冷凍しておいてから調理するたびごとに使うとよいでしょう。そのぶん摂取量が少なくて済むので、効率よくしじみの成分オルニチンをとることができます。

 

しじみは、汁物の他にも、お酒につけたり炊き込みご飯にしたりと応用できます。手に入る機会があったら、調理して食卓に提供してみてください。

 

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